アトピー性皮膚炎の原因は?
アトピー性皮膚炎にかかってしまう原因は?
強烈なかゆみに襲われ、日常生活もままならない方も多いでしょう。
強いかゆみには色々原因が考えられますが、真っ先に思い浮かぶのがアトピー性皮膚炎です。
ではなぜ、アトピー性皮膚炎にかかってしまうのでしょうか。
先に結論を述べると、色んな原因が相まって引き起こされているからです。
遺伝
アトピー性皮膚炎の原因の1つとして挙げられるのが、遺伝的なものです。
実は両親のどちらかがアトピー性皮膚炎になっていた場合、50%の割合で子供に引き継がれると、言われています。
ちなみに両親共にアトピー性皮膚炎にかかっていたら、子供も発症する割合は80%です。
遺伝的な原因も考えられるため、医師は血縁関係者にアレルギー体質を持っている人がいるかどうか、尋ねます。
もし血縁関係にアレルギー体質の人がいれば、体の免疫機能が正常に働いていない恐れがあるからです。
遺伝的な原因でアトピー性皮膚炎になっていた場合、こればかりはどうしようもないのが本音でしょう。
環境
今までアトピー性皮膚炎どころか皮膚の病気にすら縁がなかったのに、なぜか海外に行ったら、アトピー性皮膚炎にかかったという話があります。
考えられる原因は、環境が大きく変化したからでしょう。
国によっては、日本の気候と全く違う所もあります。
日差しが強い国・寒い国など、1つ1つ挙げるとキリがありません。
文化や食べ物も当然変わり、急激な変化に皮膚がついていけなくなっているのでしょう。
でも逆に、海外に行くことによりアトピー性皮膚炎が改善した事例があるのも事実です。
日光が多く涼しい環境は、アトピー性皮膚炎の人にとっては、最適の環境と言われています。
アレルギー
アレルギーによって、アトピー性皮膚炎が発症しているケースも考えられます。
ダニ・カビ・花粉・雑草などは、アトピー性皮膚炎の原因になりうるアレルギー物質です。
強烈なかゆみに悩まされているのならば、掃除をしっかり行うだけでも効果が出る可能性は大きいです。
心理
心理的な部分も、アトピー性皮膚炎の原因として考えられます。
今はストレスと無縁の生活を送るのは、ほぼ不可能に近いことです。
ストレスにならないように気をつけて生活しようとすると、却って大きなストレスがのしかかります。
心理的な負担は体にも影響が出てしまい、アトピー性皮膚炎を引き起こしかねません。
心理的な原因を取り除くには、ストレスを上手く解消するに限ります。
仕事を休んで何処かへ遊びに出かけることこそが、最大の治療法です。